バカロレアの哲学 「思考の型」で自ら考え、書く
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ISBN:978-4-534-05903-1/判型:四六判/製本:並製/頁数:248/著者名:坂本尚志
◆フランスの高校生は哲学が必修!
フランスの大学入学資格試験のバカロレア(高等学校卒業資格、大学入学資格)試験では、文・理系を問わず哲学小論文(=ディセルタシオン)が課されます。これは1808年、初代ナポレオンが創設して以来の伝統となっています。フランス国内でも、近年のグローバル化する世界では時代遅れとみなされる向きもあるようですが、なぜ彼らは断固として、この制度を続けるのでしょうか? さらに、それはわれわれ日本人の役に立つのでしょうか?
◆「思考の型」とは「知=概念・言葉の定義」+「力=論述・表現」
その答えは、小論文作成の過程で学ぶ「思考の型」にあります。これは小論文の課題の範囲となる「素材」と書き方の「形式」のことをいいます。このパターンに習熟すれば、だれでも哲学小論文は書ける、そしてそれは「ものを考える」という不可欠な人間活動の強力な武器となるということです。
ここでの素材とは、プラトン、アリストテレスといった古代から、デカルト、スピノザ、ルソー、カントといった近代、そしてヘーゲルにはじまり、マルクス、キルケゴール、ニーチェ、ヴィトゲンシュタイン、サルトル、フーコーといった現代までの主要な哲学者とその思想、彼らが著書で展開した様々な哲学概念の意味内容、そこに登場するキーワードの定義のことをいいます。
書き方の「形式」とは哲学小論文の解法、「導入」「展開」「結論」で構成される小論文作法のことです。本書はこの「思考の型」の「形式」、哲学小論文の解法に主眼をおいて、実際の試験の設問に即して解説する哲学ガイドなのです。
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