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「19世紀」でわかる世界史講義
¥2,200
ISBN:978-4-534-05932-1/判型:四六判/製本:並製/頁数:536/著者名:的場昭弘 ●近代国家と資本主義が「世界史」を生んだ “本書は、世界史を扱う書物です。しかし、これまでの世界史の書物と決定的な違いがあります。それは、本書では「世界史」という概念自体を批判し、「世界史」という概念で見えてこないものを見ようとしているからです。”(本書「はじめに」より) ◇私たちが知る「世界史」とは、資本主義と近代国家を生み出した西欧人が自らを中心に構築した、ひとつの世界観にすぎません。 ◇利潤を追求する資本主義は、常に外部に市場を必要とします。近代国家が世界市場をこじ開けた19世紀、西欧人にとっての「世界史」という概念が生まれ、アジア人やアフリカ人はある意味でその“支配”を受けてきたといえます。 ◇本書は、一般向け書籍にまで浸透している西欧的な「世界史」概念を疑い、「教養としての世界史」を相対化する試みです。 ・日本人は「西欧人から見た世界史」しか知らない ・西欧支配の時代はこの200年に過ぎない ・近代化のため自らの文化を捨てた「ロシアと日本の類似」 ・資本主義の限界が世界に災厄をもたらす ・侵略、内戦、民族対立──国民国家はなぜかくも不安定なのか…… ●マルクス研究の第一人者による“反”世界史講義 「フランス革命から第一次世界大戦終結までの長い一世紀」を、哲学、文学、宗教、民族、芸術、モードまで、“知の全体史”を踏まえて、マルクス研究の第一人者が縦横に語ります。 戦争、格差、貧困、環境……現代の諸問題を読み解くカギは、近代国家と資本主義が生まれた「19世紀」にあり!
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教養として知っておきたい 「宗教」で読み解く世界史
¥1,870
ISBN:978-4-534-05801-0/判型:四六/製本:並製/頁数:352/著者名:宇山卓栄 ◎宗教勢力の覇権の攻防と「地政学」で、世界史がわかる! 本書は「宗教学」の本ではありません! 各宗教勢力が互いにどのように攻防し、侵食し、拡散し、あるいは均衡を保ったか、その戦略・戦史から世界の成り立ちをつかむ、まったく新しい「宗教地政学」の本です。 人に救いを与える宗教には、一方で「他者を自己に従属させる精神侵食のツール」という本質があります。宗教覇権の攻防を読み進むうちに、今日の国際情勢を本質からつかむ視座が得られる1冊です。 なぜインドは多くの宗教の発祥地になったのか。アフリカや中南米諸国にカトリックが多いのはなぜか——。本書は世界を4つの宗教エリアで捉え、各宗教勢力の攻防のドラマを追いながら、現在の世界の国々の関係性や文化的背景、国民性を浮き彫りにしていきます。好評『「民族」で読み解く世界史』『「王室」で読み解く世界史』の姉妹編です。 ◎本書の構成 ■第1部 東アジア—中華秩序の脅威— 中華の膨張、誰が屈し、誰が屈しなかったのか/儒教が覆い隠した属国の哀れ/神道と天皇を中核とした日本文明の独自性/華夷秩序に対抗した「帝国」/受難のチベット仏教、宗教は国家の暴虐に打ち勝てるか/新疆ウイグルは中国と異なる文明圏/中国と異なるもう1つの独立文明圏、雲南/道教が台湾を新天地としたのはなぜか ■第2部 インド・東南アジア—多神教拡散の脅威— なぜ、インドは多くの宗教の発祥地となったのか/タイやミャンマーの統一王朝が求めた宗教原理/ スマトラ・ジャワの仏教覇権、その力の源泉/アンコール・ワット、巨大寺院建設の資金源/中国文明に対抗するインド文明の最前線/ヒンドゥー教とイスラム教の宗教覇権に対抗する小宗教/ムガル帝国のイスラム主義の継承者/イスラム教勢力が狙ったマラッカ海峡の交易利権 ■第3部 ヨーロッパ —宗教改革がもたらした近代国家の誕生— 「我が声はペトロの声なり」、教皇の宗教統治構造/宗教改革という名の醜悪なる利権闘争/巨大化する教団を支える資金/カトリック資金が大航海時代を生んだ/宗教人口の大移動がもたらした社会変動/知られざる北欧の宗教改革/カトリックを国民統合に利用した指導者/正教とは何か、宗教君主としてのロシア皇帝/なぜ、スラヴ圏でありながらカトリックなのか/社会を動かす福音派メガチャーチ ■第4部 中東・中央アジア・アフリカ—商業利権に立脚するイスラム教— カネを払えば許すというイスラム教義/イスラムの野望はヨーロッパへ/十字軍戦争、ジハードの虚/イマームの代理統治を行なうサイイド指導者/イスラム同胞を見捨てる中央アジア諸国/ユダヤ教というルサンチマン/イスラム教とキリスト教の千年戦争の最前線
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教養として知っておきたい「民族」で読み解く世界史
¥1,760
ISBN:978-4-534-05558-3/判型:四六判/製本:並製/頁数:312/著者名:宇山卓栄 ◎人類のダイナミズムを描く新しい世界史 アメリカにおける白人至上主義者と反対派の衝突、中東諸国を揺るがすクルド人問題、ロヒンギャ族難民をめぐる宗教対立……。 いま、世界中で起こっている紛争や対立の多くは「民族問題」に根ざしています。そして、かつて人類が経験した戦争や動乱もまた、その多くが民族問題と無関係ではありませんでした。世界史とは、さまざまな民族が経験した衝突と融合の軌跡です。 本書は、世界の歴史を人種や血統、そして民族という視点から見つめ直すことで人類のダイナミズムを描く、新しい世界史です。年代を追うだけの味気ない世界史ではわからなかった人類の本質が浮かび上がってきます。 ◎本書の構成 第1部 「民族」はこうして始まった 第2部 東アジアと日本 第3部 世界を支配したヨーロッパの国々 第4部 インド・中東・中央アジア 第5部 複雑に入り組む東南アジアの諸民族 第6部 世界史に刻まれた侵略と対立の傷跡 第7部 大帝国の成立——民族の融和 第8部 民族の血統が教える世界
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早わかり世界史
¥1,540
ISBN:978-4-534-04451-8/判型:四六判/製本:並製/頁数:368/著者名:宮崎正勝 ●『早わかり世界史』を大改訂! 1998年7月に発行されたロングセラー、『早わかり世界史』の改訂新版です。巻頭にカラー16ページの流れ図を加え、本文は2色刷りにしてより見やすく、わかりやすくなりました。内容についても、近年認識が変わってきている近現代の諸問題について重点的に手を入れています。 ●世界史の枠組みがわかりやすい! 空間の広がりのある世界史は、各国史を個別に見ていくだけでは理解できません。そこでカラーページでは、世界史の大きな枠組みの推移を俯瞰できるようにしました。書籍を読んだだけではなかなかつかめない歴史の流れが「見て」わかるようになっています。 ●読みたいところがすぐ読める! 1項目2ページの読み切り式なので、順番に歴史を追っていくもよし、気になった項目を拾い読みするもよし、歴史を調べるときに使ってもOKです。 ●地図と流れ図ですっきりつかめる! すべての項目に図を入れて解説。イメージしにくい地理関係や歴史の流れ、出来事の推移がビジュアルでつかめ、世界史の流れがすっきり理解できます。
【3300円(税込)以上のお買い上げで送料無用!】
日本実業出版社は、Webストア「まるペンSHOP」を開設しました。
新刊、ロングセラーを中心に、書籍・ムック約300タイトルのラインアップからスタートします。
ちなみに「まるペン」とは、小社刊行物の背表紙いちばん下にもれなくついているマークのこと。今度見てみてくださいね。
●営業時間:平日9時~17時 年末年始・夏期休業あり
●送料:
・3300円(税込)以上のご注文……無料
・3300円(税込)未満のご注文……400円
●法人様によるテキスト採用等一括購入の場合は、問い合わせフォームかお電話(下記)でご相談ください。
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