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落語で資本論 世知辛い資本主義社会のいなし方
¥1,980
ISBN:978-4-534-06031-0/判型:四六判/製本:並製/頁数:264/著者:立川談慶/監修者:的場昭弘 『ゼロからの資本論 』(斎藤幸平)等であらためて注目されるマルクスの歴史的名著を、立川流真打ちが落語で読み解く「前代未聞の書」 的場昭弘 監修・解説 「江戸時代から来た談慶さんはロマンチストである」 佐藤優氏 推薦 「資本主義の“カラクリ”がわかる傑作」 ●慶応大学でマルクス経済学を専攻した落語家・立川談慶が、当時歯が立たなかった『資本論』にリベンジ! ●落語×資本論? 古典落語の名作を枕に、また『資本論』の難解なテキストを導きの糸にして、大胆な落語的脱線・脱臼を恐れず、談慶流世界観・処世術を全開。 ●貧困・格差拡大、コロナ禍と戦争の生きにくい世を違った目で見、苦しみをいなすための、前代未聞の自己啓発的マルクス!
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バカロレアの哲学 「思考の型」で自ら考え、書く
¥1,870
ISBN:978-4-534-05903-1/判型:四六判/製本:並製/頁数:248/著者名:坂本尚志 ◆フランスの高校生は哲学が必修! フランスの大学入学資格試験のバカロレア(高等学校卒業資格、大学入学資格)試験では、文・理系を問わず哲学小論文(=ディセルタシオン)が課されます。これは1808年、初代ナポレオンが創設して以来の伝統となっています。フランス国内でも、近年のグローバル化する世界では時代遅れとみなされる向きもあるようですが、なぜ彼らは断固として、この制度を続けるのでしょうか? さらに、それはわれわれ日本人の役に立つのでしょうか? ◆「思考の型」とは「知=概念・言葉の定義」+「力=論述・表現」 その答えは、小論文作成の過程で学ぶ「思考の型」にあります。これは小論文の課題の範囲となる「素材」と書き方の「形式」のことをいいます。このパターンに習熟すれば、だれでも哲学小論文は書ける、そしてそれは「ものを考える」という不可欠な人間活動の強力な武器となるということです。 ここでの素材とは、プラトン、アリストテレスといった古代から、デカルト、スピノザ、ルソー、カントといった近代、そしてヘーゲルにはじまり、マルクス、キルケゴール、ニーチェ、ヴィトゲンシュタイン、サルトル、フーコーといった現代までの主要な哲学者とその思想、彼らが著書で展開した様々な哲学概念の意味内容、そこに登場するキーワードの定義のことをいいます。 書き方の「形式」とは哲学小論文の解法、「導入」「展開」「結論」で構成される小論文作法のことです。本書はこの「思考の型」の「形式」、哲学小論文の解法に主眼をおいて、実際の試験の設問に即して解説する哲学ガイドなのです。
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聖書を読んだら哲学がわかった キリスト教で解きあかす「西洋哲学」超入門
¥1,650
ISBN:978-4-534-05873-7/判型:四六判/製本:並製/頁数:256/著者名:MARO(上馬キリスト教会ツイッター部) ◎新しい視点で西洋哲学をゆるゆると解説! 本書は、フォロワー10万人超の大人気ツイッターアカウント「上馬キリスト教会」の中の人が、西洋哲学を可能な限りゆる~く、わかりやすく解説する一冊です。 「哲学に興味はあるけど、本を読んでもよくわからない」 「高校や大学の授業で哲学を少し習ったけど、何が言いたいのか意味不明だった」 哲学、特に西洋哲学に対して、このように感じている人はたくさんいます。その大きな原因は、日本人が聖書に書かれているキリスト教の世界観について、よく理解していないことです。 キリスト教は、西洋の人にとってはあまりにも“あたりまえ”な存在です。西洋哲学はその“あたりまえ”をバックボーンとして組み立てられているため、それを知らない日本人が、デカルトやカント、ヘーゲルなどの哲学をいきなり理解しようとしても、「全然わからない」という状態になってしまうのです。 著者自身、かつて大学で哲学を勉強したものの挫折し、絶望した経験を持っています。 その後、聖書に出会い、キリスト教徒になってから改めて哲学書を読み直すと、今まで学んできた哲学が頭の中に整然と流れ込んできたといいます。 このような経験を持つ著者だからこそ書けた、全く新しい視点で西洋哲学を解説する、画期的入門書です!
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正しい答えのない世界を生きるための 「死」の文学入門
¥1,870
ISBN:978-4-534-05819-5/判型 四六判/製本 並製/頁数 288/著者名 内藤理恵子 日本の社会は高齢化・多死化のフロントランナーであるとともに、世界的なウィズ・コロナの状況を受け容れざるを得ない。 何事も正しい答えを見出し難いこの世界で、究極の問い「死」との向き合い方を考えることは、よく生きようとすることだ。 『「死」の哲学入門』に続いて死生観を問いなおす文学篇。 漱石の『こころ』、コロナ禍でベストセラーとなったカミュの『ペスト』、文豪ドストエフスキーのドッペルゲンガー物語、現代の古典カフカの『変身』から、村上春樹の短篇、SF、ミステリまで、小説家はいかに死に迫り、いかに死を描いてきたか? 登場人物はいかに危機と戦ったのか? 宗教学者による類例なき驚きの小説入門。 漱石の『こころ』、コロナ禍でベストセラーとなったカミュの『ペスト』、文豪ドストエフスキーのドッペルゲンガー物語、現代の古典カフカの『変身』から、村上春樹の短篇、SF、ミステリまで、小説家はいかに死に迫り、いかに死を描いてきたか? 登場人物はいかに危機と戦ったのか? 宗教学者による類例なき驚きの小説入門。
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マンガ人類学講義 ボルネオの森の民には、なぜ感謝も反省も所有もないのか
¥1,980
ISBN:978-4-534-05810-2 /判型:A5判 /製本:並製 /頁数:248頁 /著者名:奥野克巳+MOSA ◆価値観がひっくり返る森の民プナンの暮らし 生きるためには働かねばならない? 学校に行かないといけない? それは私たちの思いこみに過ぎないのではないだろうか? 生きていくために働かなくてもいいところ、学校にいかなくてもいいところ。そんな場所に行って、人間の根源的な生き方について考えてみることはできないだろうか――。 人類学者奥野克巳は、ボルネオ島で狩猟採集を主産業とする森の民プナンの地へ、人間とは何かを知るために赴き、彼らのもとで暮らし始めました。 ◆人類学の民族誌を描く世界初のマンガ人類学――なぜマンガなのか? 『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』で異例の反響を呼んだ文化人類学者が、新進気鋭のマンガ家MOSAとタッグを組んであらためて現地に取材、プナンの民族誌にマンガで挑みました。 では、なぜマンガなのか? その理由は巻末の「人類学マンガのために」(奥野克巳)に詳しく解説していますが、まずは全9章のマンガで、フンコロガシやマレーグマや移動する小屋やヒゲイノシシや「アホ犬」のエピソードを読んで(見て)ください。これはマンガでしか描けない人類学講義、プナンの暮らしを通して人類学そのものが理解できる1冊です。 第1章 金持ちフンコロガシ 第2章 欲張りプナン 第3章 木からしょんべん 第4章 埋めて逃げる 第5章 欲を捨てろ 第6章 蚊帳からはみ出る 第7章 アホ犬会議 第8章 リーフモンキー鳥のおかげ 第9章 プナンを真剣に受け取る 解 説 マンガ人類学入門(奥野克巳)
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誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門
¥1,980
ISBN:978-4-534-05716-7/判型:四六判/製本:並製/頁数:288/著者名:内藤理恵子 古今東西の哲学者が 死をどう考えていたか はたまたどのようにして死に臨んだのか い ろんなエピソードを交えて語られていて 興 味が次々に広がる 私の専門領域の空海から 覚鑁にかけての生死観の展開も納得できて面 白い ただ哲学によって安らかに死ねるのか 90歳を超えた老僧は この本を読んで改め て考えさせられている 松長有慶(高野山大学名誉教授) ◎哲学は最強の終活 超高齢化が急速に進むわが国では、「終活」の名のもとにさまざまなビジネスや新しい慣行が生まれ、多くの人 が死への準備をしているように見えます。しかし、人間は死を“予行演習”できません。ソクラテスが「哲学とは 死のレッスンである」と述べたように、哲学こそが最強の「終活」なのかもしれません。なぜなら、「死」こそが哲学の究極の課題だからです。死への不安と恐怖から人間はものを考え出し、哲学も宗教も詩や小説、音楽、絵画といったアート、創作も生まれてきたのではないでしょうか。考えるという、およそ人間だけに与えれた能力は、最終的には「死」についての思索にたどりつくのかもしれません。 ◎哲人たちの「死」についての思索と苦悩 本書で取り上げる「哲学者」とは、釈迦、ソクラテス、プラトン、イエス・キリスト、空海、源信から、キルケゴール、ニーチェ、フッサール、ハイデガー、ヴィトゲンシュタイン、サルトル、カール・セーガン、手塚治虫といった「死」について考え抜いた偉人たち。「哲学者」とはいえ、ご覧のように哲学者だけでなく、宗教者もマンガ家も科学者も入っています。本書では、彼らを総称して「哲学者」「哲人」「先哲」としています。そんな先哲たちの「死」ついての思索(死生観)と、彼ら自身が一人の人間として「死」にどう立ち向かったかをたどります。そこでは哲人たちの著作だけでなく、アニメ、マンガ、ゲーム、映画、ドラマ、音楽ビデオなど、サブカルチャー作品も参照し、現代の死とさまざまなブームをめぐる状況にも目を配っています。サブカルチャーと対比しながら、難解な哲学書、聖書、仏典などをわかりやすく読み解き、死をキーワードに哲学とキリスト教・仏教などの本丸に乗り込もうといざなう入門書です。 ◎著者のイラスト満載! 楽しく読める哲学入門 著者・内藤理恵子氏は、葬送文化のフィールドワーク、ペットの葬儀などの研究にも携わり、さまざまなメディアに登場する気鋭の哲学者・宗教学者です。サブカルチャーへの哲学・宗教思想の浸透、特にマンガ文化、ゲーム等における影響関係にも詳しく、ビデオゲーム界の世界的なクリエーター・須田剛一氏と対談するなど、その活躍は多方面にわたっています。また、似顔絵師として生計を立てていたという異色のキャリアを持ち、その腕は本書のカバー、本文中のすべてのイラストに活かされています。誰でも一度だけ経験する「死」。重くなりがちなテーマですが、どこか笑える哲人たちの生きざまも軽妙に描いた読んで楽しい哲学入門です。
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語源から哲学がわかる事典
¥1,870
ISBN:978-4-534-05707-5/判型:A5判/製本:並製/頁数:284/著者名:山口裕之 哲学はなぜむずかしいのか? なぜ必要なのか? そもそも哲学って何だろう? ◆哲学が難解なのは哲学用語(翻訳漢語)の難しさにあります。理性・悟性・感性、存在・本質・実体・実在、主観・客観、表象・抽象、観念……。これらのうち、たとえば定番の「理性」は英語ではどういう語を当てているかというと、「reason」という日本の中学1年レベルの英単語なのです。これは英語のネイティブにとっては小学校低学年の日常語。「理由を付けて考える能力」という意味です。また、「理性」よりより難解に見える「悟性」は 「understanding」 。これまた「理解力」という意味の普通の言葉なのです。ちなみに、存在・本質・実体・実在は、英語ではそれぞれ、beinng、essence、substance、existenceとなる。 ◆“脱亜入欧”の思潮のもと、明治の先人たちは“和魂洋才”(技術は学ぶが、精神を学ばない)にかまけていたのではなく、哲学のような魂、精神についても必死で吸収しようとしていました。その結果として哲学の用語についても懸命に日本語(漢字)に翻訳しようとしていたのです。哲学用語はその性質上、抽象概念を説明する語であり、漢語での翻訳とも相まっておそろしく難解な語となったという経緯があります。その訳語には、仏教や儒教の考えを援用した部分もあったため、わたしたち日本語の話者・読者が日常では使わないような難解な漢字が当てられたこともあるでしょう。 ◆本書では、この点に着目し、114の基本的な哲学用語の語源にさかのぼって、意味の推移、翻訳、文脈などを解説しています。「用語」からスタートして、「概念(哲学の中身)」、さらに「哲学史」の三位一体で理解できる本邦初の哲学入門です。本書で西洋哲学の全体像とそれが何を問おうとしたのかがつかめるようになっています。 また、一念発起、哲学書の原典(翻訳書)を手に取ってはみたが、まるでチンプンカンプン、いろいろな入門書を読んでみてもなかなか要領を得ないという読者にも、初めて哲学書を読める・わかるきっかけとなるものを目指しています。哲学書を読む際の必携書となるように、巻末には解説付きの索引を設けました。 ◆目次 序 章 この本にはどんなことが書いてあるか 第1章 哲学:Philosophy 知を愛さずにはいられない 第2章 認識:Knowledge 「人それぞれ」ではありません 第3章 存在論:Ontology 「~がある」と「~である」のせめぎあい 第4章 神学:Theology 哲学のご主人様は神様 第5章 認識論:Epistemology 「私」は神様 第6章 哲学する:Philosophize 「自分で考えることが大切」という意味ではない ★出典と余談、あるいはさらに詳しく知りたい人のための文献ガイド ★辞書としても使える索引 他
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社会学がわかる事典
¥1,650
ISBN:978-4-534-03173-0/判型:四六判/製本:並製/頁数:296/著者名:森下伸也 社会学ほど面白い学問はない! 楽しく読めて独自のものの見方が身につく。
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本当にわかる哲学
¥1,650
ISBN:978-4-534-04849-3/判型:四六判/製本:並製/頁数:248/著者名:山竹 伸二 ◆哲学は、「テーマ別」ならスッキリ理解できる! 哲学は、哲学者ごとや、キーワードごとではなく、「テーマ別」に、その考えの変遷(ストーリー)を知るのが一番。本書は、「テーマ別」(世界とは・真理とは・私とは・社会とは)に、哲学者がどのように考え、哲学がどのように議論されてきたか、を説明する。4つのテーマは一つのストーリーとしてつながっており、70個の豊富な図解、45個の人物紹介メモもあるので、スッキリ理解できる。 ◆著者の主張は、明快で大胆! カント、サルトル、ヘーゲルらの「近代哲学」を否定して、瞬く間に時代の寵児となった構造主義やポストモダンなどの「現代哲学」。正しいものなどない、客観的な事実(意識、認識)など本来はない、というレヴィ=ストロース、フーコー、デリダなどの「現代哲学」の主張は、果たして正しいのか。著者は素朴な疑問からそれらに自分の考えを述べる。本書は、哲学の基礎知識だけではなく、「近代哲学」と「現代哲学」の違いやポイントを、独自の視点で紹介する刺激的な内容。 ◆ 哲学の「新しい潮流」を紹介! フランクフルト学派、分析哲学、米国政治哲学など「哲学の入門書」にはほとんど掲載されていない新しい哲学の流れも解説する。ホルクハイマー、ローティ、ハーバーマス、レヴィナス、ロールズ、ノージック、話題のサンデルなど幅広く哲学者および哲学の考えを紹介する。
【3300円(税込)以上のお買い上げで送料無用!】
日本実業出版社は、Webストア「まるペンSHOP」を開設しました。
新刊、ロングセラーを中心に、書籍・ムック約300タイトルのラインアップからスタートします。
ちなみに「まるペン」とは、小社刊行物の背表紙いちばん下にもれなくついているマークのこと。今度見てみてくださいね。
●営業時間:平日9時~17時 年末年始・夏期休業あり
●送料:
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