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形容詞を使わない大人の文章表現力

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ISBN:978-4-534-05541-5/判型:四六判/製本:並製/頁数:240/著者名:石黒圭

◆より「伝わりやすい」文章を書くための9つのテクニック
「すごいね」「かわいいね」「それ、いいね」
→そのほめ言葉で、相手は本当に喜ぶ?

「おいしそうなパンケーキ」
「ふわふわで、とろけるように甘いシロップがいっぱいのパンケーキ」
→より「おいしそう」に感じる描写はどっち?

その言葉1つでいろんな感情を表現できる形容詞(すごい、かわいいetc…)や、
ざっくりした説明と相性がいい副詞(さまざま、だいたいetc…)は、ついつい使ってしまいがち。
でも多用しすぎると「何を書いているのか伝わりにくい文章になってしまうことも!

◆豊富な語彙を的確に使うことで、文章は洗練される!
そこで本書では、形容詞や副詞を別の語彙で言い換える「置き換え」や「描写」、
「オノマトペ」や「比喩」の適切な使い方、断るときも相手を嫌な気持ちにさせない「否定的表現」など、
大人なら知っておきたい、文章を洗練して「賢い」印象を与える表現技法を紹介。
国立国語研究所の教授であり、日本語のレトリックをさまざまな角度から研究する著者が、
豊富な問と解答例をベースにわかりやすく説明します!

【目次】
第1章 詳しく述べる[具体描写]  「かわいい」「すばらしい」の手軽さを避ける
第2章 限定的な意味に絞る[下位語選択]  「すごい」「おもしろい」のあいまいさを避ける
第3章 個別性を持たせる[オノマトペ]  「おいしい」「痛い」のありきたりを避ける
第4章 明確な基準を示す[数量化]  「多い」「さまざま」の相対性を避ける
第5章 事情を加える[背景説明]  「忙しい」「難しい」の根拠不足を避ける
第6章 出来事を用いる[感化]  「はかない」「せつない」の感情表出を避ける
第7章 表現を和らげる[緩和]  「嫌いだ」「まずい」の鋭さを避ける
第8章 裏から迫る[あまのじゃく]  「くだらない」「つまらない」の不快さを避ける
第9章 イメージを膨らませる[比喩] 抽象性をさける

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