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誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門

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ISBN:978-4-534-05716-7/判型:四六判/製本:並製/頁数:288/著者名:内藤理恵子

古今東西の哲学者が 死をどう考えていたか 
はたまたどのようにして死に臨んだのか い
ろんなエピソードを交えて語られていて 興
味が次々に広がる 私の専門領域の空海から
覚鑁にかけての生死観の展開も納得できて面
白い ただ哲学によって安らかに死ねるのか 
90歳を超えた老僧は この本を読んで改め
て考えさせられている
      松長有慶(高野山大学名誉教授)

◎哲学は最強の終活
超高齢化が急速に進むわが国では、「終活」の名のもとにさまざまなビジネスや新しい慣行が生まれ、多くの人 が死への準備をしているように見えます。しかし、人間は死を“予行演習”できません。ソクラテスが「哲学とは 死のレッスンである」と述べたように、哲学こそが最強の「終活」なのかもしれません。なぜなら、「死」こそが哲学の究極の課題だからです。死への不安と恐怖から人間はものを考え出し、哲学も宗教も詩や小説、音楽、絵画といったアート、創作も生まれてきたのではないでしょうか。考えるという、およそ人間だけに与えれた能力は、最終的には「死」についての思索にたどりつくのかもしれません。

◎哲人たちの「死」についての思索と苦悩
本書で取り上げる「哲学者」とは、釈迦、ソクラテス、プラトン、イエス・キリスト、空海、源信から、キルケゴール、ニーチェ、フッサール、ハイデガー、ヴィトゲンシュタイン、サルトル、カール・セーガン、手塚治虫といった「死」について考え抜いた偉人たち。「哲学者」とはいえ、ご覧のように哲学者だけでなく、宗教者もマンガ家も科学者も入っています。本書では、彼らを総称して「哲学者」「哲人」「先哲」としています。そんな先哲たちの「死」ついての思索(死生観)と、彼ら自身が一人の人間として「死」にどう立ち向かったかをたどります。そこでは哲人たちの著作だけでなく、アニメ、マンガ、ゲーム、映画、ドラマ、音楽ビデオなど、サブカルチャー作品も参照し、現代の死とさまざまなブームをめぐる状況にも目を配っています。サブカルチャーと対比しながら、難解な哲学書、聖書、仏典などをわかりやすく読み解き、死をキーワードに哲学とキリスト教・仏教などの本丸に乗り込もうといざなう入門書です。

◎著者のイラスト満載! 楽しく読める哲学入門
著者・内藤理恵子氏は、葬送文化のフィールドワーク、ペットの葬儀などの研究にも携わり、さまざまなメディアに登場する気鋭の哲学者・宗教学者です。サブカルチャーへの哲学・宗教思想の浸透、特にマンガ文化、ゲーム等における影響関係にも詳しく、ビデオゲーム界の世界的なクリエーター・須田剛一氏と対談するなど、その活躍は多方面にわたっています。また、似顔絵師として生計を立てていたという異色のキャリアを持ち、その腕は本書のカバー、本文中のすべてのイラストに活かされています。誰でも一度だけ経験する「死」。重くなりがちなテーマですが、どこか笑える哲人たちの生きざまも軽妙に描いた読んで楽しい哲学入門です。

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